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Cell

ソニー、東芝、IBM社の3社が共同開発したマイクロプロセッサ。 ソニー・コンピュータエンタテインメントが2006年春に発売する家庭用ゲーム機「プレイステーション3」への搭載が決まっているほか、IBM社がサーバ製品に採用する予定。 一つのプロセッサに9つのプロセッサコアを内蔵するマルチコアプロセッサとなっており、そのうちの1つはIBM社の64ビットPowerアーキテクチャをベースに開発されたPPE(Power Processor Element)と呼ばれる汎用のプロセッサコア、8つはマルチメディア処理に適したSPU(Synergistic Processor Unit)と呼ばれるコアとなっている。 PPEは新たに開発されたプロセッサだが、命令セットなどはIBM社のPowerPC 970(G5)プロセッサと互換性があり、PowerPC G4から組み込まれているAltiVecユニットと互換性のあるベクタ演算ユニット「VMX」も内蔵している。また、Intel系プロセッサに搭載されているHyper-Threadingに似たSMT(Simultaneous Multi-Threading)技術を採用しており、一つのコアで2つのスレッドを並列実行できる。8つのSPUコアをあわせて最大で10のスレッドを並行で動作させられることになる。SPUは128個の128ビットレジスタと256KBの内部メモリを備え、一つの命令で複数のデータを同時に処理することができるSIMD型のプロセッサとなっている。動画や3次元グラフィックスの計算で多用されるストリーミング処理に適している。 メモリインターフェースはRambus社のXDR DRAMインターフェースを2本備え、メモリ帯域は最大で25.6GB/sに及ぶ。また、GPUやI/Oプロセッサなどとの通信に使うチップ間インターフェースはRambus社のFlexIOを採用し、76.8GB/sでのデータ転送が可能。最初の世代の製品は90nmのSOIプロセスで製造され、4GHz前後での動作が可能とされている。

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